
「雨の下の石」という書くだけあって、雫石は、一年を通じて水が豊かです。岩手山や奥羽山脈の原生林が豊かな水源となり雫石盆地を潤し続けています。そんな水資源を利用して栽培されているのが、「春の隣」ブランドで知られるいわてしずくいし本わさびです。
生産者の昭栄建設の本業は、土木事業ですが、平成16年より、休耕田等の圃場を活用するわさび田の設計・施工を手掛けています。
横澤昭博社長曰く、「ただ、設計・施工するだけじゃだめ。どのようなノウハウが必要なのか。実体験してみないと」ということで、自社でわさびを生産しています。
昭栄建設が取り組む栽培方法は、ボックス式わさび栽培法と呼ばれるもので、専用のボックスに苗床を作り、地中深くより汲み上げた地下水をまんべんなく散布しながら生育させるというものです。
このボックス式ワサビ田の設計・施工は、不確定な地下水の量をはじめ、水の分配調整などデリケートな部分はありますが、良質なわさびを安定して収穫できるというメリットもあるそうです。
「温度の安定した地下水を利用することで、一年を通じて生育を見込めます。また、害虫除けも徹底しているので完全無農薬栽培が可能ですし、定期的に焼酎と黒砂糖、酢を混ぜたものをかけることで、病気にも対処しています。自然の力だけで育てているので、品質についても本ワサビらしい、強い辛さを堪能できるものとなっています」とのこと。なるほど手間暇をかけたぶん、安心・安全のわさびが収穫できるということなんですね。



現在、雫石の清らかな水に育まれた穫れたてのわさびを出荷するほか、加工品も検討中とのこと。また、生わさびをぜいたくに使った辛くて味わい深いレシピも発信中です。
本わさびならではの爽快な香りと強い辛みに加え、優しい甘みを合わせ持つ「春の隣」ワサビ。岩手雫石ブランドのニューフェースとして注目度大です。





























